就労継続支援A型事業所
(株)ラインアロー
想いをつなぐ
おりづるの輪プロジェクト
このプロジェクトは
折り鶴アートを続けてきた私たちだからできることで
社会的にも平和な世界を目指す活動です。
当事者である私たちが
社会課題と向き合い、行動することが
社会的にも平和な未来につながっていくと信じています。
社会的な
平和
私たち就労支援の現場が考える社会的な平和とは
『自分の人生を自分で決めることのできる社会』です。(自己決定)
今でこそ、あからさまな差別は減ってきました。しかし、ソーシャルメディアの普及により【病名だけでされる判断/制限】は増えているように感じます。インターネットの情報から病気や障害に対するイメージで「なんだかこわい」「できないだろう」「絶対無理だな」と判断されることで、仕事内容が制限されてしまうことも少なくありません。
みなさんの見た目や性格が一人ひとり異なるように、同じ病名や障害の種類でも、病状や症状は一人ひとり異なります。病名や障害の種類だけではなく、その人その人のありのままを見てもらえるようになることが『自分の人生を自分で決めることのできる社会』への第一歩だと私たちは考えています。
職業選択の
自由
私たちは折り鶴アートの技術を活かして、たくさんの人のたくさんの想いを折り鶴でつなぎます。つないだ折り鶴が1つの輪に重なった時、障害者にも「職業選択の自由」の時代が訪れます。
私たちは『想うだけ』『願うだけ』では何も変わらないことを経験し、行動することを選びました。私たちの可能性を証明することは私たちにしかできません。障害や難病を抱えた子供たちが
「なりたいものになれる自由な未来づくり」を目指しています。
未来づくり
昭和では医療の発展、進歩により助かる命が増えました。障害や持病があっても働くことでの社会参加が可能となりました。平成では法(障害者総合支援法)の整備により、福祉サービスを利用しやすくなりました。就労継続支援もその中の1つです。そして令和という時代に働く私たちが、次の時代のために切り開いていきたいことは「障害者の職業選択の自由」です。
障害者雇用率制度により一般企業の障害者枠での就労機会は増えてきました。
しかしながら、法定雇用率から考えるとまだまだ狭き門です。次の表をご覧ください。
2018年厚生労働省の資料によると「体や心に障害のある人」は、全国に約936万人います。
その内、民間企業雇用者数は約50万人です。(表は2016年の報告資料です)
この集計結果からも私たちが職業を自由に選べる立場にないことがお分かりいただけると思います。
未来づくり
より多くの企業様に私たちの可能性と行動力をお伝えすることができれば、今よりも一般就労先が増え、自分の意思で職業を選べるようになります。障害者雇用率制度の対象ではない企業様にも「仕事の外注先を就労支援事業所にしてみようかな」と様々な職種の発注が増えることで、障害者の賃金・工賃の向上にもつながります。
先輩方が就労できる機会を築いてくれたように、私たちも『私たちのできること』を発信し続けることが子供たちが『なりたいものになれる自由な未来』につながります。